次元上昇ビジネス洋書ガイド アメリカの法律系雑誌から知る日本のビジネス習慣

今回は日本で絶対にお目にかかれない、アメリカの法律系雑誌から、興味深い記事があったのでご紹介。

この雑誌はDOCKETという、Association of Corporate Counsel(企業弁護士協会)が毎月発行している業界専門誌です。毎月送られてくるので読んでいます。

ご紹介したい記事は、The Secret to Japanese Contract Negotiation(日本の契約交渉の秘密)です。日本人としても、これは読んでみる価値はありますね。筆者はアメリカで実務をしている弁護士で、日本での経験をもとにこの記事を書いたそうです。

タイトルには、Patience, Pragmatism, and Polite Mannersとあります。それは忍耐、実用主義、礼儀正しい作法。これらが日本でビジネスの交渉を進めていくためには大切だと言っています。

記事のイラストにもあるように、日本人としては当たり前である、お辞儀、服装、正しい挨拶、名刺についても説明がされています。日本人でも新社会人にはためになるかもしれませんね。

服装

ビジネスの場における服装には、個性ではなく、やはりここでの説明として目立たないプロフェッショナルらしい格好が良しと紹介されています。

名刺

名刺交換の順番も、欧米ではミーティングのあとが通常ですが、日本ではミーティングが始まる前。名刺の受け取り方まで書かれていて、両手で少しお辞儀しながら、と丁寧に説明されています。受け取ったあとは、ポケットに入れたり、何か書いたり、ちゃんと読まないことは無礼なことです、とそこまで説明。

反社会的勢力

日本の契約書では当たり前の反社会的勢力に関する条項も日本独特のもので、外国では珍しいです。

稟議書

そして日本の会社では当たり前の、稟議書プロセスについて。社内承認を取るために必要なものですが、外国からみるとこれは、調和の日本文化を守るものだと説明されているのが少し驚きです。
The process adheres to the Japanese cultural desire for harmony.

スピード

そして交渉のスピードついて。日本は外国から見るととても遅いとのことです。これは確かにわかる気がします。やはり日本人は細かいことをすごく気にする。その理由から、我慢強くなることは交渉を進めるうえでとても重要だということです。

外国人から見た日本のビジネス習慣、改めて見てみると面白いかもしれません。