仕事は好かれた分だけ、お金になる。by 千田琢哉【書評】

はじめに

優秀なのにぱっとしない人生を送っている人は、嫌われているからなのかもしれない。なぜなら、「できる人」より「好きな人」に仕事は殺到するから。傾向として、エグゼクティブたちは「できる人」より「好きな人」を出世させようとする。

本書から、すぐにでも使えそうなアイデアをご紹介。

「魅力」にまさるスキルはない!

  1. 「全員に好かれる必要はない」と連呼する人は、全員に嫌われている。
  2. 運のいい人は、好かれている人。運の悪い人というのは、嫌われている人。運のいい人を観察し、言動を真似してみよう。
  3. 出世できない本当の理由は、嫌われているから。
  4. お金は、本音の人気投票券。お金は好きな相手や感謝すべき相手に支払うもの。わざわざ嫌いな相手や感謝していない相手に好んでお金を払う人はいないはず。つまり、お金持ちとは人気投票券であるお金を、たくさん集めることができた魅力的な人たち。お金持ちになりたかったら、魅力的な人間になることだ。
  5. 陰口を習慣にしていると、年齢とともに表情に露呈される。普段から美しい言葉を発していると、感じのいい表情になる。
  6. 同じ話を何度でも聞ける人が、信頼される。「先ほど申し上げました通り」「ですから」のような言葉は発しない。
  7. 送付物の宛名の「様」は、ちゃんと手書きしているか。きちんとした会社のきちんとした人物であるほど、あらかじめ印字された「様」を二重線で消してから「様」と手書きする。
  8. 別れた後の陰口は、すべて相手に伝わっている。
  9. すべてにおいて遅れない。遅刻という意味では、約束の時間に商談を終了しないのも同罪だ。どれだけ話が盛り上がっても、相手には「時間泥棒」という烙印を押される。
  10. 髪と靴に艶があると、安心感を与える。
  11. よく話せたと思ったときは、たいてい嫌われている。人は聞くことよりも、話すことの方が圧倒的に好きな生き物だからだ。
  12. 叱りにくい部下は、嫌われる。部下があえて叱られやすい性格になるということは、上司に対する最低限の気配り。叱られたら真摯に傾聴し、即行動を改め、ふて腐れない。この逆をやらかすと、うだつの上がらない窓際人生が確定する。
  13. 好感度をアップしたいなら、「はい」の返事を早くする。上司に好かれる第一歩は、返事を早くすることだ。
  14. 提出期限より、どれだけ前倒しできるか。来週の月曜日までにと言われたら、9割は馬鹿正直に来週の月曜日をめざす。
  15. 優秀な人間より、使いやすい人間。間違っても本当に自分を超えてしまうような優秀な人材など、誰も欲しくない。
  16. 逆ギレしたら、ゲームオーバー。サラリーマンとして上司や先輩に逆ギレしないというのは、プロとしての最低限のマナー。臆病者だからこそ、逆切れしてでも会社にしがみつく。逆に勇気がある人間なら、黙って去ってとっくに独立している。怒りのエネルギーを仕事に注ぎ、粛々と出世しているサラリーマンはかっこいい。
  17. 成果をだしたら、「おかげさまです」。この習慣は一生ものの宝になる。
  18. 下から上は、実態がよく見える。「上、三年にして下を知り、下、三日にして上を知る」という言葉がある。上の立場になると自分の欠点が丸見えになることを忘れないことだ。一つずつ欠点を克服していくと一目置かれる。換言すれば、欠点を指摘し続けているうちは正真正銘の下っ端だ。
  19. 「年上として言わせてもらうと」で、アウト。年上だからこそ、自ら語るのではなく、さすが年上だなと思わせる実績を残すことだ。実績こそが、最大の説得力なのだ。
  20. 「お前のためを思って」は、説得力ゼロ。
  21. 部下より雑用がうまいと、絶大な説得力になる。部下がだらだらと雑用をしていたら、「大変そうだな。ちょっと手伝うよ」といって部下の倍速で片付けたらどうだろう。絶句した部下は、あなたを見る目が変わるはずだ。
  22. 相談をうけたら、黙って聞いた後にヒントを言う。相談を受けるときの姿勢としては、まずひたすら黙って聞くことだ。このとき注意するのは、理路整然と機関銃のように回答するのではないということ。教え過ぎは部下育成に逆効果なのだ。「こうすべき」「こうあるべき」と、価値観を強要するのも良くない。部下や後輩が情報を運びにくくなってしまうと、仕事が円滑に進まなくなる。相談を黙って聞いた後には、ワンポイントアドバイスに留めるのだ。
  23. 「来週中には送ります」の結果、いつ送るかで人生は決まる。超一流は、会った翌日までにメールしてくる。超一流にとって「来週」とは、いつも出会った「翌日」のことなのだ。一流の人は月曜日までにはメールしてくる。一流にとって、「来週」とは「月曜日」のことなのだ。
  24. 返信を依頼したら、「住所記載:切手付」封筒を同封する。一流には一流の常識があり、三流には三流の常識がある。

まとめ

じつは普段の習慣から変えていけるものが多いのでは。これらが魅力となれば、最大のスキルになるだろう。

目次

第1章 世間は、あなたのここを見ている
第2章 お客様は、あなたのここを見ている
第3章 初対面の人は、あなたのここを見ている
第4章 上司・先輩は、あなたのここを見ている
第5章 同僚は、あなたのここを見ている
第6章 後輩は、あなたのここを見ている
第7章 取引先は、あなたのここを見ている