Oビザの定義

Oビザについて基本的な情報と審査について。

O-1ビザとは

通称アーティストビザと呼ばれていますが、正確には、ビザ受益者はアーティストだけではありません。O-1AとO-1Bに分かれていて、O-1Aは科学、教育、ビジネス、スポーツの分野で、O-1Bはアート、映画、テレビの分野で卓越した能力を持つ人に与えられます。対象となる業種は、著名な研究者や大学教授、アスリート、音楽家、写真家、画家、ダンサー、俳優、歌手、メイキャップアーティスト、ヘアスタイリスト、ネイルアーティストなどになります。

O-2ビザ、O-3ビザとは

O-2は、O-1保持者が携わる活動の構成要因や活動を補佐するもので、それらの活動遂行に必要な技能と経験を持っている者に発給されます。O-3は帯同家族に発給されるものです。

有効期間

活動に必要な期間が許可されますが、新規の申請、あるいはスポンサーを変更した場合は最長で3年、さらに同じスポンサーであれば、1年ごとに更新ができます。また米国での通算滞在期間が制限されているH-1BやL-1と違い、何回でも更新することが可能です。

Oビザをめぐる最近の傾向

審査自体は年々厳しくなっています。例えば、「卓越した能力を証明する資料」や「活動の予定表および活動場所との契約書」といった申請書類に対する審査が厳密になってきています。

スポンサーの条件

雇用主としての米国の会社、あるいは米国のエージェントがスポンサーになれます。ただし、エージェントがスポンサーになる場合には、エージェントとの雇用契約書と「活動の予定表および活動場所との契約書」が必要になります。

Oビザで永住権を申請できるか

Oビザのスポンサーである雇用主やエージェントが、永住権のスポンサーになることもできますが、芸術分野の人には、スポンサーなしで永住権を申請する方法が2つあります。

一つは「卓越した能力」を理由とすること、もう一つは「国益免除」です。

前者は、O-1ビザでも要求されているじょうけんですが、審査基準は永住権のほうがはるかに高くなっています。後者では、以下の要件を満たす必要があります。1. 申請者の能力が米国にとって有益であり、労働照明を要求する必要がない、2. 申請者による国益は米国全体が受けることができる、3. 同レベルの米国人就労者よりも貢献度が相当高い。

スポンサーから解雇されたら

日本に帰国する飛行機代は、雇用主が支払う義務があります。エージェントから解雇された場合は、エージェントと実質的な雇用主の双方が、半額ずつ負担する義務があります。

まとめ

Oビザは特殊な能力があることをどう証明できるかが大きな鍵になります。判断基準も審査官によって異なるため、より客観的に説得力のある申請をできるかが重要になります。

このブログ記事は法的助言をするものではありません。状況は個々異なるため、必要に応じで専門の弁護士にご相談ください。

 

この記事を書いた人

Ricky Tokunaga

ニューヨーク州弁護士。東京在住の会社員。在米期間は11年。
モットーは次元上昇ライフスタイルデザインと一流で自由なライフスタイルのあくなき探求。