「ザ・マネーゲーム」から脱出する法 【書評】

「ザ・マネーゲーム」から脱出する法を読んだのでその書評です。著者はロバート・シャインフェルド、訳は本田健。

噂には聞いていましたが、内容もかなり濃く、久しぶりに読むのに結構時間がかかりました。

本書のキモは、「マネーゲーム」から自由になることです。そのゲームに私達は参加してしまうのですが、真実としてあたりまえのように教え込まれている3つのルールがあります。それは、

1. 資金は限られている

2. お金は流動的なもの(お金は使うと手元からなくなる)

3. 資金を増やすには、一生懸命働かなければならない

これらのルールは、他のあらゆるゲームのルールと同じように、作り上げられたものであり、私達がそれを真実だと思いこんでいるにすぎないのです。

そしてこのマネーゲームには、勝者はいない。また、完全な失敗を作り出すために設計されたものです。なぜなら、誰が勝っているか判断がつかなく、終了時点がない。さらに常に自分より上をいくチームや選手がいるのです。結局は、なんの意味もないゲーム、つまりそこでの勝ち負けは幻想でしかありません。

ここで、勝ちようがない「マネーゲーム」をどうするか。選択肢は2つだけです。

1. 最終的には負けると知りながら、既存のルールや仕組みに従ってゲームを続ける

2. 「マネーゲーム」から完全に自由になり、自分のゲームを作り出し、自分のルールを選び、お金との関係を自分で変える

難しいお金のことが書かれていると思いましたが、言ってる事は心のビリーフや思い込みを開放し、自分の軸で行きていくというもの。翻訳本らしく、とても中身が濃いです。

中でも腑に落ちたのが、

  • あなたのお金は、使っても減らない。お金は循環して戻ってきて、増えていく。
  • あなたに幻想を現実だと信じ込ませ、あなたが本来とは正反対であると信じ込ませたものを、あなどってはいけない
  • 「マネーゲーム」からの脱出は、無限の豊かさと創造の機会を受け入れることにある。無限は無限である。測ったり、あとを追ったり、教えたりするものではない。

無限の豊かさとはなにか、「マネーゲーム」から自分を解き放つとはどういうことなのか、とても考えさせられる本でした。