エニアグラムで分かる9つの性格 by ティム・マクリーン 【書評】

実はこの本を読むまで、エニアグラムのことはほとんど知りませんでした。

エニアグラムとは

エニアグラムは、9つの性格タイプの分類に基づいて、自分自身を深く理解したり、他の人の性格を知るためのシステムです。これを知ることにより、それぞれの性格に応じて可能性を広げたり、良い関係を持つにはどうしたら良いかも知ることができます。

エニアグラムは企業研修など、ソニー、トヨタ、IBMを始めとする世界的企業でも活用されています。僕はいままで実際にエニアグラムと関わることはなかったので、今回この本を読むことによりゼロから何かを得られることができました。

またエニアグラムは、文化や人種を超えた普遍性があります。日本人やアメリカ人だけにとどまらないということです。むしろ、出身国が違っていても、同じタイプの性格は共通であることになります。

そして大切なのは、「エニアグラムは、私達を箱(分類)に入れてしまうものではなく、すでに入っている箱について、またそこからどうやって出ればいいかについて教えてくれているのです」。

なぜエニアグラムか

エニアグラムを知る理由として、自分を理解すること、人を理解すること、お互いの関係を創ること、が挙げられます。

  • 自分を理解することにより、客観的に自分を把握することができ、自分の適性や可能性をどう伸ばしていけばいいか、方向性が見えてくる。逆にマイナスの傾向をしることにより、課題が見えてくる。
  • 人を理解することにより、相手の行動などについてなぜという疑問が解消される。
  • お互いの関係をつくることにより、エニアグラムはどうやって人と効果的に関わっていき、相手の可能性を引き出すかについて知ることができる。

エニアグラムと性格

エニアグラムで考えられている気質という意味では、性格は変わらないそうです。気質は生まれ持つものであるため、そこから派生したエニアグラムによる性格タイプは一生変わることはないとされています。よってその気質を活かしながら可能性を伸ばしていくのが自然なのです。

僕はタイプ3 ウィング 2

そしてエニアグラム診断による僕のタイプは、タイプ3達成する人。基本的特徴は、目標を達成し、成功することで自分の価値を感じることができるタイプ。「やればできる」という態度で、達成するまで粘り強く、ハードに働く、オバマ大統領のような面をもっている。その反面、強い意志を持っている一方で、人にいい印象を与えていたいために優柔不断になり、意見がぶれることもあるとのこと。健全度による違いも気になります。健全な状態では自分の可能性を信じて、ベストをつくすだけでなく、他の人の中にも可能性を見出し、応援する。健全度が下がると、仕事中毒に陥ったり、心身のケアがおろそかになることも。

人生が楽になるエニアグラムの9つの原則

この本の最後にはとても参考になる9つの原則が書かれています。そのなかには、いままさに講座で受講中のビリーフリセットも書かれています。すべてのタイプについて細かく説明を読むことはもちろん、この最後の章が個人的にはしっくり来て、この本のエッセンスが凝縮されている気がしました。